忘備録的に・・・欧州(NATO)絡みの・・・
NATO発足から今回の侵略開始までをざっくりと年単位で纏めておきます。
ところどころコメントを入れていますが、まぁ忘備録です。
==冷戦の始まり==
1975 ヘルシンキ最終文書
第二次大戦後に定められた国境が 不可侵であり、平和的手段及び合意によってのみ変更できることを規定←ロシアにとって受け入れやすかった
1988 ソ連崩壊の始まり
1988 米ソ間でIMF条約(中距離核戦力全廃条約)発効
==1990年代==
1990~91
1991
・ワルシャワ条約機構解体(ロシア軍予算不足で弱体化)
・ソ連崩壊
1992
・欧州通常戦力条約(通常戦力削減に関する軍縮条約)が発効
1994
・在欧ロシア軍撤退
1997
・「NATOロシア基本文書」署名。
これはNATO新規加盟国に戦術核を配備しない、通常兵器の追加配備をしない。とするもの。実際に以降は米軍はローテーション配備をおこない常駐させていない。
一見ロシアに好意的な印象だが、そもそもロシア軍は対抗できる能力・予算が無い。
ただし対ソ連軍事侵攻の懸念を軽減する意味はあった
==怒涛の2014年==
・ウクライナで反政府デモ(マイダン革命)=>親ロ派ヤヌーコビッチ政権崩壊 =>ポロシェンコ政権
・ロシアのクリミア編入
・マレーシア航空機撃墜(ロシアのやらかしでしょうね)
・ロシア軍事ドクトリン公表
==2015年以降==
2015
・ミンスクⅡ(ミンスク合意のための措置パッケージ)の署名=OSCE(欧州安全保障協力機構)、ロシア、ウクライナ、新ロ派武装勢力・・・全面停戦・国境管理回復・OSCE基準による選挙、和平監視など。=>2016年休眠状態へ
・欧州通常戦力条約からロシアが脱退
2016
2017
・アメリカトランプ政権クリミア併合不承認
2018
・ロシアによるウクライナ海軍艦艇3隻拿捕、乗員24名拘束
・トランプ米大統領が「ノルドストリーム2はロシアに対するエネルギー依存度を上げる」と批判。トランプ支持じゃないですが、これは当たってましたね。
2019
・ウクライナ・ゼレンスキー政権
・IMF条約失効 (条約締結国ではない中国の脅威が高まったことも要因)
2020
2021
・ロシアがNATOに対し不拡大・1997年当時の配置へ戻すこと、軍備管理・信頼醸成処置を要求
2022
・1月 NATOは不拡大と軍配備を戻すことは拒否したが、軍備管理・信頼醸成処置について話し合う用意を示す
・2/21ロシアが「ドネツク/ルガンスク人民共和国」の独立を承認