海洋立国論

勉強のつもりで書いています。

防衛費・軍事費の傾向ーその2

岸田総理が「防衛費増額」を日米首脳会談で約束しました。

 

我が国の防衛費はかなり少なく、義務的経費と言われる経費が8割。隊員の生活にもしわ寄せが来ており、個人負担でしのいだりするのが現状。装備品も部品の手配ができず、所謂「共食い整備」をせざるを得ないほど。

 

その中から装備品の調達もしなければならないのに、防衛産業は利益が少ないため撤退する企業が続出。自国の防衛装備が海外からの購入に頼る始末。有事の際にどうするのでしょうか。

 

防衛費増額は必須だと思います。

 

 

とはいえ、無制限な増額もできる訳がありませんし、GDP2%が適正である論理的な根拠はありません。

 

防衛費・軍事費は安全保障環境に応じて増減するものでしょうが、それでも一応の目安は必要ですし、他国はどうなのかを知る事も重要でしょう。

 

そこで、前回は一人当たり軍事費をGISソフトを使って色分けし表現してみましたが、今回は対GDP比で分類。

傾向を見てもらえればと思います。

 

さらに世界中の軍事費(2020年ドルベース換算)を円グラフで。

因みに、データが不明な国も多くありますので、それらは除外しました。

 

世界(対GDP比)

ヨーロッパ方面(GDP比)

アジア方面(対GDP比)

全軍事費における各国の軍事費比率