海洋立国論

安全保障・軍事について自分自身の勉強のつもりで書いています。

アルキメデスの大戦

本日、映画「アルキメデスの大戦」を観てきました。
(ネタバレになってはいないつもりです)

端的に良い映画でした。
フィクションですが、そうであったかもしれないと思わせる良い脚本、田中泯さんの渋い演技、浜辺美波さんの古風な可愛らしさ、ストーリー展開の見事さ。VFXの出来栄えの良さ。

ご覧になられる事をお勧めします。私はDVDを購入して再度みようと思います。

 

さて・・・
8月は6日に広島・9日に長崎に原爆が投下、同日(9日)ソ連が一方的に日ソ不可侵条約を破棄し参戦。
14日にポツダム宣言受諾、15日正午にいわゆる玉音放送
これにより英米に対する組織的戦闘行動は停止されマッカーサーによって攻撃中止命令がだされた。

 

ソ連とは戦闘を継続していた陸軍だったが、玉音放送後にだされた「大陸命1381号」(陸軍への命令書)で、積極的侵攻作戦を中止スベシ、となりました。
翌16日の「大陸命2382号」でようやく即時停戦(自衛戦闘は除く)が発令されました。これから大陸での悲惨な撤退が始まります。

 

正式な終戦は9月2日。アメリカ戦艦ミズーリ艦上での降伏文書調印によります。
しかしソ連は同じ9月2日に歯舞、5日に千島全島を占領しました。20日には樺太で真岡郵便電信局事件が起こり、民間人である電話交換手(女性)がソ連のレイプを恐れて自決、他にも民間人である局員への銃殺や爆殺がおこり悲惨でした。

 

中国共産党軍も日本の関東軍に対して攻撃を続け、8月15日以降年末ごろまでに、3000名ほどの将兵が亡くなりました。

 

8月15日をもって戦闘が終わったと勘違いされている方も多いのでは?実は違うのです。

 

戦争は勝っても負けても悲惨です。人命は失われ経済も国土も荒れる愚行蛮行です。火を見るより明らかです。
しかし理不尽な暴力は今も世界のあちらこちらで行われており、今も止む事はありません。
また、夢や空想で頭上に飛来するミサイルを止められる訳でもありません。
それゆえ安全保障論が今でも研究され続けているのです。平和を希求するが故です。

 

この時期になると、相変わらず騒ぐ人も多いですが、8月15日はこころ穏やかに迎え、亡くなられた310万柱の霊に哀悼の誠を捧げたいと思います。