海洋立国論

四方を海に囲まれて。

英国女王 来日予定。

以前にも軽く書きましたが、イギリスの空母クィーンエリザベス(打撃群)が横須賀に向けて航海することが正式に決まったようです。
 
5月下旬に出航し、ジブラルタル海峡スエズ運河を経てインド洋、マラッカ海峡を通過、南シナ海を経て在日米海軍横須賀基地へ寄港します。
 
ただし、現在では中国を過度に刺激しないように台湾海峡を通過するなどのコースは想定していないようです。
 
派遣期間はおよそ半年。帰路は明らかになっていません。
 
中国の出方次第では南シナ海へ向かう際に台湾海峡を通過すると思う人もいるかもしれませんが、アメリカでさえ駆逐艦は通過させても空母は通過させていませんので可能性は低いでしょう。
代わりに一部駆逐艦だけが艦隊から一旦離れて台湾海峡を通過することはありうるかもしれません。
 
出航後の進路は秘匿され、寄港地には直前に知らされたり、規模の問題で寄港せず沖合に停泊することもあります。
 
 
空母打撃群は写真のような艦隊編成で来ることになりますが、途中で「チョークポイント」を幾つか通過し、同盟国やパートナー国であるインドやアメリカ、オーストラリア、日本などとの共同訓練を実施し共同運用性を高め、自身の作戦能力獲得の一環とします。
 
これはイギリスが、中国、ロシアなどの潜在的敵対者に対して、国際法を遵守させる意思表示であり、アジア地域においても強力なプレゼンスを示し、かつての海洋大国としての地位復権を目指すものになります。
 
イギリスにとっても空母打撃群の長期派遣は、作戦能力はもとよりロジスティックス能力、ASW(対潜哨戒)能力などの向上に役立ちますし、沿岸部の国々との交流などの外交任務も帯びます。

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今回の航路
 
 
ということで、女王様来日決定のお知らせでした。