海洋立国論

勉強のつもりで書いています。

世界の車窓から(番外編)

ヨーロッパのお国事情(途中から大阪弁仕様)


我が国の安全保障についてどんな形であれ議論があるのは良い事だとか思います。議論もしないのが一番怖い。
それはさておき・・・よその国はどうでしょうか?

ま、米中露は後回しにして・・・
ヨーロッパは一体どうなっているのか?ということから始めます。

スイス編
まず思い出されるのはやはりスイス。学校で「永世中立国」って名前だけ教えられた記憶がありますね。子供の頃はこれは「非武装」と勘違いしていました。
スイスは徴兵制です。国境沿いに長大なトンネルがあっていざと言うときは、そこに籠って戦う用意があります。「攻めていかへんけど攻めたら国土が焼野原になって全滅するまで戦うで!」って宣言ですね。国が各家庭に銃を配布(弾丸は非常時に配布)しています。以前写真を見ましたが長期戦に備えた強固な要塞もあります。有名な話で、家を新築するのは核シェルターの設置が必要(今はどうなんかな)PKOにはでるけど、後方支援やインフラ整備のみなんで、自衛隊の役割に近いですね。昔は米軍でも採用されたエリコンって有名な機関砲とかの兵器メーカも。大東亜戦争で米軍が使ってた機関砲なんかもエリコン社製。今でも他の会社が兵器輸出はしています。

まとめると永世中立国のスイスは
「兵器輸出する徴兵制のある要塞国家」です。

スウェーデン
手厚い社会保障の国として有名やわ。景色も良いし(行ったことないけど)美人多いし。(笑)でもこの国はかなりなもんや。有名な企業(財閥)にサーブ社てのがある。ここは軍用機を製造してる。部品ごとに海外から買ってきてたりするけど、有名な戦闘機サーブ=ドラケン、ビゲングリペンなどは極めて優秀なマルチロール(多用途)機や。いざと言うときの為に開発段階から以下の仕様となってる。核攻撃などで主要基地が破壊されても発進できるよう高速道路を使った短距離離着陸ができる。VTOL性というねん。勿論道路もそのように作られてる。ビゲンを使ってた時は重い機体を支えるため高速道路を強化し滑走路として使えるようにしてた。グリペンは軽く設計したので少しの直線で離陸可能や。また、基地が無くても使えるように簡単な整備ですぐに飛び立てるような高い整備性もある。これ独自開発の国産機やねんで。兵器輸出も盛んや。ボフォースというメーカーは対潜ロケットなんかを作って輸出してるわ。今は中国の脅威に対抗したいベトナムにサーブ39グリペンとかを売り込もうとしてらしい。あ、日本のそうりゅう型潜水艦搭載のAIP機関スターリングエンジンもこの国のコックムス社製やねん。

まとめるとスウェーデン
「国産戦闘機や兵器輸出もする国土を基地と考えてる国」
ですな。

スペイン編
情熱の国スペイン!リーガエスパニョーラ無敵艦隊!なんか行きたい!
因みにこの国は最新兵器のオンパレードや。EUで共同開発したマルチロール機「ユーロファイター・タイフーン」「イージス艦」「強襲揚陸艦」「AIP機関も備えた通常動力潜水艦」も持っている。これ、設計も製造も自国でかなりの部分をおこなってる。なかなかやりおる。
タイフーンは共同開発に最初から参加してるし、イージスシステムも改良して使いやすいコンパクトなものにする技術があるねん。イージスシステムはもうすでに書いた話やから書かんけど、アメリカ・日本についでスペインが3か国目の採用国や。強襲揚陸艦は、「戦力投射能力」を高めるために運用してる。つまりどっかに攻めに行ける装備で自衛隊には一切ないな。ちなみ軍の最高司令官は国王らしい。首相ちゃうねん。

まとめるとスペインは
「最新兵器でいつでも攻め込める国やで!(相手次第やけど)」
ですわ。

フランス編
おフランスでございますわよ。ま、ワシには縁遠い国かも知れんな。料理やファッション、ワインそんなに興味ないもん。
実はこの国一番凄いかも。「戦力投射能力」で言うとアメリカについで能力あるんちゃうかとワシは思てる。展開能力は非常に高く、即応体制が出来上がってて、その手段もある。過去の2度の大戦で勝った訳ではないのに。(勝ち組にはいたよな)
外人部隊もよーさんあるし、未だ所有している植民地にも軍隊を置いてる。徴兵はしないけど、予備役として(いざとなったら兵隊)登録義務がある。原子力潜水艦もぎょーさんある。こいつには核弾道ミサイルを装備。巡航ミサイルも空母もあるし近年NATOに加盟したし。独力でラファールというマルチロール機を開発する力もある。一応非難ゴウゴウやったからやめよったけど、強襲揚陸艦をロシアに輸出しようとしてた。

まとめるとフランスは
「農業国に見えるけど実はかなりな軍事国家です」
やな。

他の国はまた今度。