12月8日。
毎年12月8日は、「先の大戦」(大東亜戦争・太平洋戦争)について考えます。
なぜ開戦に至ったのか? 一体何を得て何を失ったのか。
一般的に帝国海軍は開戦に消極的であり、帝国陸軍が積極的であったと解釈されています。また、海軍は「インテリで理性的」陸軍は「野蛮で好戦的」なイメージだと思いますが、必ずしもそうでは無いと思います。
国民の熱狂の渦とそれを煽った新聞、急成長する日本に対する諸外国の思惑、憲法と軍に縛られた日本の政治力、2.26や5.15事件の影響、工業化に向かう中でのエネルギー需要。 複雑で読み解く事は不可能なのかもしれません。
それでも、一応は我が国の転機となった日ではあります。
この戦争で多くの方が亡くなりました。それも敵味方・軍民・老若男女問わず。
一方で戦争は功罪両面あるのも事実です。戦後に活きたものも多くあります。
「戦争は悪」ですが、その一点だけで思考停止に陥らないようにしたいと思います。
幸いにも多くの方々が貴重な資料や研究を進めています。それら資料を読み解き戦史・軍事を学ぶことは、二度と不幸な出来事を経験しないために必要だと思います。
毎年、この日になると思うことです。