海洋立国論

安全保障・軍事について自分自身の勉強のつもりで書いています。

GSOMIA破棄について

GSOMIA(軍事情報包括保護協定)破棄について

2016年に締結した機微な軍事情報を扱うための協定ですが、この協定はもっと前に俎上にあがった事があります。 その際に締結直前に韓国側が一方的に交渉を中止。4年ほどの期間を経て、西側の結束を訴えるアメリカの仲介によって締結したいきさつがあります。

 

本来、韓国に対して有利な協定です。
日本は警戒監視衛星を7基運用中。韓国は保有していません。哨戒機も韓国の10倍。イージス艦の優秀なレーダーもあるうえ、沿岸部のJ/FPS-5(通称:ガメラレーダー)も4基あり、監視網は非常に濃密。 
弾道ミサイルなどの軌道計算などで得たデータは韓国側にとっても喉から手が出るほど欲しい情報。

 

逆に日本側が得る情報はさして多く無いと考えられています。
北朝鮮・中国を考えた時、日韓の軍事情報が融通できないことはアメリカにとっても痛手。だからこそ仲介していました。

 

韓国の思惑は「ホワイト国外しをした日本が悪い」としたいのでしょうが、アメリカの逆鱗に触れる可能性も高い。
通常、貿易などで2国間交渉が難航しても、軍事交流は続けるもの。でないとそこらじゅうで戦争になってしまいます。
一部の品目の輸出管理を通常の手続きに戻しただけであるうえ、現在まで輸出を拒否していません。手続きに問題無い場合は許可もでています。実害はまだ無いのです。

 

トランプ大統領は気まぐれなので、「あ~メンドクサイ」となった時、在韓米軍を引き上げると言いだしかねません。
在韓米軍は、対北朝鮮のトリップワイヤーとして機能させていたが、それがなくなると北の軍事侵攻が現実味を帯びます。
最近、頻繁に発射していたミサイルは完全に対韓国用のもの。これで金正恩が漁夫の利を得る。中露にもメリットしかありません。アメリカは激おこプンプン。

国連決議に基づき、北朝鮮背取り監視にはフランスやカナダ、オーストラリアなどと連携しているのに、肝心の韓国がこれでは・・・

 

しかし、これで日本は一歩も譲れなくなりました。安全保障は自国のみで完結できる時代では無いため、多国間協力をするのですが、GSOMIA復帰を日本から要請すると、「復帰する代わりになにをくれるのか」と要求されかねないからです。

 

今回の韓国の手法はリンケージ戦略と呼ばれるものにあたるのでしょうが、リンクさせるものを間違うと、とんでもない結果を生むもの。

 

11月には協定が失効しますが、どんでん返しはあるのかないのか?

このまま突き進んで「日韓基本条約」の破棄まで言いだすのか?

軍部のクーデターもあるのか?

まぁ、どれもシナリオとしてはあまり無いでしょうが、大丈夫なのか・・・韓国政府・・・

 旭日旗問題、慰安婦財団解散、徴用工裁判、レーダー照射・・・

止まらないですね。

 

時事ネタはあまり扱いませんが流石に書かずにいられないなぁ。