海洋立国論

安全保障・軍事について自分自身の勉強のつもりで書いています。

丸山穂高は即時議員を辞職せよ

維新の会 丸山穂高議員の発言が物議を醸しています。

全く国会議員のレベルとは思えない。酒の席の戯言としたら、彼は2016年に「在職中、公私とも禁酒する」と宣言しているのです。

私は多少なりとも安全保障に興味を持つ者ですが、「戦争」そのものは絶対悪なのです。

如何に戦争をせずに安全を担保するのかが肝要であって、その為に集団安全保障体制があり、政府があり議会を構成し、自衛隊保有しています。


多くの研究機関やシンクタンクはその為に、各国の情勢分析をしているのであり、戦力分析を行い、バランスをとろうとしています。如何に平和を作るか・・・この事を少しでも理解する一助になるならと思い、ブログに投稿しているのです。

 

確かに法的には不法行為による武力によって占拠されている「北方領土」(法的な不当性については過去に投稿していますので割愛します)ですが、奪還の為の武力行使となれば、先制攻撃が必須ですので、国際法憲法どちらにも違反することになります。

 

基本的に武力行使による現状変更は、始めた側が「侵略者」です。「侵略者」から「奪還」するのは、自衛権の行使ですので意味は大きく異なります。その観点からも、国際世論は味方になりませんし、ロシアは国連で拒否権を持つ常任理事国です。あり得ない話ですが、根回しがうまくいき国連安全保障理事会で、ロシアの不法占拠が認められ、日本の武力行使が正当性を持つ決議が提出されても、露・中の拒否権発動で終わりです。


武力による現状変更を「是」とするなら、尖閣諸島を中国に武力によって占領されても「是」としなければなりません。
ロシアによるクリミア半島占拠も彼は「是」とするのでしょうか。「非」だからこそ、ロシアは各国から制裁をされているのに。

 

そもそも自衛隊の装備と能力ではそもそも武力奪還は不可能です。北方4島に上陸できるだけの装備と人員もなく、千島などに配備された多数の対艦ミサイルをどう掻い潜って上陸するのか。
兎に角も米軍の力が必要ですが、米軍は対中、対北朝鮮、対イランと忙しく、現状でも手一杯。ロシアに対応する事はできませんし、日米安保で防衛の義務は負っても、日本の先制攻撃の片棒を担ぐ義務はありません。

 

戦争を始めたとして、彼には戦争のエスカレーションを防ぐ手立てはあるんでしょうか?ある訳はありません。武力行使は強度のコントロールが重要なのです。

 

国会議員である者が、なんの認識もなく「戦争で」という発言をおこなうのは、大ばか者としか言えません。
先の大戦では軍民300万柱の犠牲をうんだ痛みを、たった73年で忘れたのでしょうか。

 

丸山穂高議員に即時辞職を求めます。

 

(久しぶりなのに、こんな形での投稿とは・・・)