海洋立国論

安全保障・軍事について自分自身の勉強のつもりで書いています。

欲しいもんめっちゃ買う。

 

選択肢が無い国政選挙が行われるのがこの国の最大の不幸だといつも思います。

一昔前なら「戦争をする気か!」と社会党あたりが大騒ぎしていたんでしょうが、現在の野党は全く力不足。「もりかけ」で個人攻撃してる暇があったら、現状をちゃんと勉強して分析し今回の導入・調査・検討が適切かどうかをしっかり審議してもらいたい。

いざ有事に無駄だったり使えないとか、法律が~とか言えませんよ。それは政権党の責任だけでは無く、提案しなかった野党の責任でもあります。どこかの芸人みたいに「無責任丸腰論」は政治家にはありえないでしょう。

一方、与党に求めたいのは、安全保障と防衛力の意味を考えて欲しいと思います。

一義的には「相手から攻められない。攻める気にならない」状況を作ることであって、武器を揃えれば良いというものでは無いはず。どのような武器を持てば最も抑止となるかが大切で、武器は使わないままその寿命を終えること。これは抑止が効いた状況です。相手が攻めたく無くなる装備・運用方法・法体系・組織をしっかり作ってほしいと思います。抑止力は複雑な要素(外交・文化・経済~)で構成されるもの。

また、「力でしかわからない相手には力で知らしめる」「やるならやられるリスクを負わせる」「不当な武力には毅然として立ち向かう」こと。これが防衛力の意味。

有事に如何に国を国民を守るか。与野党問わずその青写真をもっと提示してほしいものです。野党は「丸腰でも大丈夫」というならその根拠と道筋、コストを示すべきで、それでこそチェック機能を果たすことになります。夢や理想でミサイルは止められない。

    

     ほんとちゃんとして~

 

さて、ここ最近で自衛隊が買うとか研究するとかで名前が出た兵器などを羅列します。(ちょっとしたまとめのつもりです)

 

・イージスアショア

何度も書いてきましたが、陸上版イージスシステム。陸上にSPYレーダーとVLS(垂直発射器)電源などをセットにして設置。ミサイル脅威に対応します。導入されるSM-3Block2Aミサイルは弾道ミサイル対応、SM-6ミサイルは巡航ミサイルに対応します。2基で日本のほぼ全域をカバー。実績を積めば今後ミサイル防衛強化の為にもう1基導入するのでは?レーダー作動時には近づかないで下さい(笑)

イージスアショアおさらい - オレ様的夜ネタ ~平和を守るために~

 ・電子戦機EA-18Gグラウラ―

FA-18スーパーホーネット(戦闘機)を改造した電子戦機。敵地に侵入し敵レーダーや通信網の妨害、電子情報収集、データリンク中継などを行う現代戦では必須アイテム。日本は本格的な電子戦機は保有しておらず、導入は空自の悲願だった?

話題の多い海自と災害派遣で活躍する陸自。空自はスクランブル対応など多忙にも係らずイマイチ影が薄い印象がありますね。主な任務が空では一般人の目に触れることはあまり無いせいなのかも。

 ・DDHいずも空母化の検討

まぁ元々が固定翼機(F-35)の搭載を考慮しての設計のようで、甲板は耐熱化済みという話もありますが、他にも改造点は多少あるでしょう。発艦の為のスキージャンプ勾配を取り付けたらバランスが悪くなったりしないのでしょうか?

ともかくも近年増えた気がする米空母との訓練はこれを見越してかもしれませんね。中国と異なり日本は米海軍という見本がありますからノウハウの習得は早いと考えられ、「いずも」は固定翼機運用のためのノウハウを集積する意味が大きいのでしょう。海上自衛隊DDH(ヘリ空母)の副長は、ウイングマーク付き(パイロット出身)ですし。一度お会いした方はスマートな紳士でした。

運用実績を積んで次は「強襲揚陸艦にF-35B搭載」でしょうか。因みに先の大戦(開戦時)には世界一の空母大国でした。

 ・島嶼防衛用高速滑空弾と島嶼防衛用新対艦誘導弾の研究

ステルス性の高い長射程のミサイルは、自衛隊が将来備えようとしている能力の「敵基地攻撃能力」「スタンドオフ」攻撃(敵の射程外からの攻撃)に必要なものですね。例えば尖閣に敵部隊が上陸を開始し対空ミサイルを配備した。F-15戦闘機や護衛艦で近づいて攻撃するのはリスクが高いため、沖縄などからこのミサイルを発射し対空ミサイルやレーダーを破壊するなどでしょうか。研究となっていて防衛省の説明もイマイチはっきりしません。

 JSM空対艦ミサイル(取得)長射程ミサイル・JASSM-ERとLRASM(調査)

相手の射程距離も伸びたのでこっちも長くします。長距離を飛ぶのでどうしても発射から着弾まで時間がかかりますが。相手の射程圏外から攻撃できるので発射する側は比較的安全です。F-35のようなステルス能力の高い戦闘機なら近づいても大丈夫かもしれませんが、自衛隊保有するF-15F-2戦闘機の場合はステルス性がほぼ無いので、先に見つかったらこちらの攻撃圏内に入る前に攻撃されますので長射程ミサイルを。竹刀より長刀のほうが強いのと同じです。アメリカはごっそり保有しているようです。

 ・SM-6ミサイル

護衛艦からミサイルを発射する場合、レーダーでは水平線の向こう側は捉えられません。いくらミサイルが長射程化しても視えないものは撃てません。そこでNIFC-CA(海軍統合火器管制-対空)の登場となりました。セットで使うのがSM-6ミサイルです。山の麓の村に町のテレビ映像を届けるには山頂に電波中継アンテナを立てますが、同じような感じです。こちら(艦)からは敵が視えません。ですので、高空を飛行する早期警戒機などに位置を教えてもらい攻撃します。

戦い方を変えるNIFC-CA - オレ様的夜ネタ ~平和を守るために~