オレ様的夜ネタ ~平和を守るために~

山奥で農業・林業・養蜂をしつつ、安全保障・軍事について自分自身の勉強のつもりで書いています。

ミサイル解説

用語集的になりますが、ミサイルについての基礎的解説です。

ミサイルと一言で言っても種々あります。網羅的に説明を・・・

※ミサイルのおおよそ一般的な基本構造(先端部から)

 シーカー(目標を探索するセンサー部)誘導システム・推進剤(燃料)・ロケットモーターまたはターボファンエンジンなどの推進部・安定翼や制御翼などの翼でできています。

※ざっくりとした分類

巡航ミサイル
有名なのは湾岸戦争でも使われた「トマホークミサイル」です。
ミサイルに飛行のための翼を取りつけたもので、発射器などから発射後、畳んでいた翼を展開し水平飛行し目標へ向かいます。

弾体は大きいので高性能な機器を搭載でき先端のカメラの情報、地図情報、GPS誘導、衛星とのリンクによる目標指示も行いつつ長距離を飛行(射程3000km)、極めて高い命中率(半数必中界10m以内らしい)を誇ります。

プログラムや誘導に従ってレーダーに見つかりにくい低高度で長距離を飛ぶことができますが、推進にはジェットエンジンの類を使いますので、ミサイルとしては速度が遅いので発見されると撃墜されやすいのが欠点です。
しかし欠点を補うため、一度に多数を発射することが多いようです。

過去にアメリカは「トマホークミサイル」に「戦術核」を搭載していましたが、現在は全廃しています。
性質上、固定目標(ミサイル発射台とか基地とか)に用います。

発射プラットフォームは「戦闘艦」「潜水艦」があり、イラク戦争時には多数が使われました。自衛隊は敵基地攻撃能力を持てないため、巡航ミサイルを装備していません。が、在日米軍はたっぷり保有しています。

日本が敵地攻撃力を持つなら、最初に選択されるのがこのトマホークの配備でしょう。イージス艦の垂直発射器(VLS Mk41)をそのまま使用できるので改修が簡単ですみますし、その他の装備に比べ低コストで運用も簡単。

「 ○○ 対 ○○ミサイル」
これは発射プラットフォームと目標の種類によって使い分けています。
○○にはおおよそ以下がはいります。

艦・・・艦船 空・・・航空機 地・・・地上目標

つまり「艦対艦ミサイル」なら、戦闘艦が発射し艦船を攻撃するミサイルという事です。

「地対空ミサイル」なら、地上の発射器から航空目標を攻撃するミサイルです。前回のPAC-3ミサイルはこれに該当します。
水平線ギリギリを飛行するもの、高高度まで打ち上げるもの、軽量なかわりに誘導が簡便なものなど、使用する条件によって機能や特徴は様々です。

「弾道ミサイル」
前回も触れましたが、最初の数分間をロケットで飛行し弾道コースをとりつつ目標に向かって落下していくミサイルです。巨大です。
お金かかります。

ほぼ誘導は不可能ですが、対艦弾道ミサイルという眉唾物のミサイルを中国は開発したと・・・終末段階(落ちてくる時)の高速では誘導電波も届かないうえ、艦船は移動します。ただでさえ命中精度の悪い弾道ミサイル。成層圏以上から落とすとなるとまめつぶ以下の大きさの艦船を攻撃するなら、「核」しかないと思うのですが。

因みに前回のネタの主役は「潜水艦発射弾道ミサイル」ですね。

(写真はトマホークミサイル。尾部にレイセオン社の文字が^_^; 米軍広報写真より)

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