海洋立国論

勉強のつもりで書いています。

自衛隊

第四次台湾海峡危機がくるのか

《できごと》 米ペロシ下院議長の台湾訪問によって態度を硬化させた中国は、台湾周辺で最大規模の軍事演習を実施(マスの中が演習海域)しました。ニュースでも取り上げられていますが、弾道ミサイル等を発射して一部(12発?)を台湾上空を通過させたうえ、…

令和の日英同盟

本年も長文をお読みいただいた方、ありがとうございました。更新ものんびりのブログですが、来年もよろしくお願いします。 【日英同盟破棄から100年】 日本は1921年(大正10年)ワシントン海軍軍縮会議において日英同盟を廃棄しました。それから丁度100年。…

病院船は不要なのか(過去記事再掲)

コロナウイルス騒ぎで「病院船」が少し話題になりつつありますが。 当ブログでは既に2017/08/16「病院船は不要なのか」と2018/6/17に「病院船マーシー寄港しましたね」で考察をアップしていますので、再掲しておきます。(文字色やサイズ等の改変はしていま…

中国は覇権国家を目指す

▼習金平の指導力 「中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現」・・・これは習金平総書記が就任した時に目標として掲げた言葉です。 絶対的権力者である彼の言葉はそのまま中国の国家運営方針となり、そのなかで「核心的利益」を5つ掲げてその点に関しては…

令和元年度観艦式は中止でしたが

海上自衛隊は3年ごとに「観艦式」と呼ばれるものを実施しています。 観艦式とは最高指揮官や君主、元首が自国海軍の艦隊を観閲するものですが、国際的に決められたルール、目的、手順がはっきりとある訳ではありません。ここでは日本を中心にしています。 …

自衛隊の任務

自衛隊には実に多くの任務が課せられています。意外とうろ覚えだったりするので纏めておきたいと思います。 カリアゲ君の先軍政治の国と異なり、我が国は民主的手続きで選ばれた文民である国会(議員)が予算と法律を、国会が指名した内閣総理大臣と防衛大臣…

防衛産業は経済に貢献するか

安全保障は国家の義務 国の所得=消費+民間投資+政府支出+純輸出 が基本で 、防衛費は政府支出ですが、この政府支出が「公共投資」であるなら、インフラ整備などに使われたりしますので、民間投資を呼びこみ再生産する活きたお金になります。それによって…

徴兵制はあるのか

時折、議論になる徴兵制。 平和安全保障法制の審議の時も「戦争になる」→「徴兵制が復活する」と野党の皆さんが騒いでいましたね。我が国で徴兵制はありうるのかをちょっと考えてみました。 1.徴兵制は違憲である この話は有名ですね。 憲法十八条には、『何…